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歴史の不条理への戦略 ~福島原発事故、放射能汚染地区からの報告
by.CGNTV
hit 55 recomend 16 2017-03-27 14:04:10

歴史の不条理への戦略 ~福島原発事故、放射能汚染地区からの報告 

 

NPO法人FUKUSHIMAいのちの水 代表理事(牧師) 坪井永人

 

20113月の福島第一原子力発電所事故から約6年が過ぎました。福島は、低レベル放射能の汚染という歴史的不条理の中を歩んでいます。20169月、県民健康調査委員会において「放射能との因果関係を懸念する」との専門医師による発言がありました。小児甲状腺ガン(174名)と放射能との因果関係を認める重要な所見です。

放射能は小児を殺します。生命を救う戦いを進めなければなりません。結論を出すことで、戦いの戦略を立てることができました。

 

状況分析 なぜこんな不条理が起きたのでしょうか。背後に、国家の安全保障問題が推測されました。国際原子力機関(IAEA)は、核による世界の平和戦略への協力を日本に求め、日本政府は国益のために、放射能の危険性を過小に評価しました。国家の安全のための放射能政策が、健康に危険のある状況に子どもたちを取り残してしまいました。政府を責めるまでもなく、国民が子どもたちの危険に目をつぶったのです。行政、専門家が動くことに期待していては後手を踏みます。現場独自の戦略を立てて実行し、行政へのプロトタイプ事業を目指さなければなりません。

戦略 少数者を切り捨てるというやり方は、いつの時代にも存在するものです。対応が遅れる国策を待つことをせず、ただちに具体的支援をしなければなりません。千年に一度と言われる災害に、既存の支援思考は全く対応できませんでした。これは、災害というよりも我々の罪による弱さに起因することだからです。このようなことには、十字架の血潮を信じ、イエスの臨在に励まされて、キリストのように福島の子どもたちの十字架を負う力を与えられることによってのみ対応できます。信仰に立つことが、実際的な戦略となるのです。

作戦 水はキリストの血潮、食料はキリストの身体と信じて配ります。福島にキリストの血潮を注ぐのです。供給は企業のCSR(企業の社会的責任)を利用し、いくつかの法律に抵触する大量配給は、長期にわたる被災者というマイナス要因が逆に役に立ちました。累計3000トン、500mlペットボトルで600万本となり、毎月50トンずつ増えています。県内35万人の子どもたちの生命を救うには、ほど遠い数ですが、信仰の行いによる神の国の実現を信じ、「私たちは決してあなたを見捨てない」という子どもたちへの愛のメッセージを送り、神の栄光をほめたたえる働きとして行っています。

継続 戦いは数十年続きます。継続的、現実的に行わなければなりません。放射能問題では行政との協力が困難ですが、妙案が見つかりました。温暖化対策へのシフトチェンジです。幸い、私たちは食品ゴミを再利用している日本一の団体です。国はパリ協定の施行で二酸化炭素を減少する事業に助成(クレジット購入)を行っています。国家戦略と呼応して子どもたちの健康を支えることで、国家に貢献できます。放射能災害があるからこそできる戦略なのです。

展開 今回、放射能下に子どもたちを放置してしまったのは、結局、核兵器への平和依存です。同じことが全世界の子どもたちにも起きています。戦争という不条理の中に子どもたちを置いてはなりません。福島での学びは、このような時、専門家やメディアに依存していては子どもたちを守ることができないということです。不条理の中に子どもたちを置き去りにする政治的な情報を聞いてはいませんか。専門家が真実を話せない時代になってはいませんか。今の日本の再軍備志向の状況と、2011年以降の福島とは似ていませんか。福島におけるひとりの子のいのちを救うための理不尽との戦いは、すべての子どものいのちを救うモデルとなるのではないでしょうか。

提案 歴史的な問題の中で、国家は往々にして神の声ではなく人の声に流されます。その歩みに合わせていては、放射能の中に子どもたちを置いたように、戦争の中にも置き去りにする危険があります。千年に一度の福島の放射能災害は、私たちに千年に一度のチャレンジを与えました。クリスチャン独自の現実的平和戦略が必要です。まず、65歳以上のクリスチャンが平和のために行動を起こしましょう。もう十分生きたでしょうから。武器ではなく十字架を持って、富と食料を与え合う世界戦略を立てましょう。難しいことではありません。手にあるパンを差し出せばよいのです。当然殉教するだろうから、若者たちにはさせられません。65歳以上限定の、世界平和を創る殉教クラブを作りましょう。主は「平和を作り出す者は幸いである」と言われます。子どもたちのために神の国の平和を実現するプロトタイプ政策をやってみせようではありませんか。

 

坪井永人

1945年、福島県生まれ。ACG聖書学院卒業。日本初の無宗教系ホスピス設立に参与。日本初の女性アルコホリック中間回復施設の設立に参与。1989年、キリスト愛の福音教会開拓。1992年、純福音福島キリスト教会牧師 同超教派福島断食祈祷院院長。世界宣教センター牧師。NPO法人FUKUSHIMAいのちの水代表理事。

 

本文は、『リビングライフ STORY 20173』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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