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教会とクリスチャンのきよさを回復するために   
by.CGNTV
hit 18 recomend 3 2017-11-06 14:32:04

教会とクリスチャンのきよさを回復するために   

 

ニューコミュニティ主任牧師 小平牧生

 

昨年9月に神戸で行われた第6回日本伝道会議で、2023年に行われる次回会議に向けて取り組む15のプロジェクトが発表されました。

その中の一つに、「教会の誠実さへの変革」というプロジェクトがあります。これは、今まで取り組んでこなかった新しいタイプのプロジェクトで、日本の教会がめざすべき大切な課題をあつかっています。それは、「教会とクリスチャンのきよさを回復する」ということです。

これまで、教会協力といえば、たとえば世界宣教や青年伝道、また放送伝道というように、その対象や方策のための協力でした。しかし、このプロジェクトは、働きを行う私たち自身のあり方について、ともに協力して取り組んでいこうというものです。

もちろん、私たちは宣教の働きにおいて今まで以上に力強い協力が求められます。もっと広く福音を伝え、救われる人が与えられ、結果的に教会が力強く成長していくべきです。しかし、それらの働きがどんなに前進したとしても、私たちクリスチャンと教会がキリストにふさわしいきよさを失うなら、その働きは根底から崩れてしまいます。残念なことに、そのような出来事が増えています。教会とその指導者の中にこの世の価値観が入り込み、力や成功や欲望が偶像となってはいないでしょうか。教会が大きくなり経済が豊かになることが、教会の目標となってはいないでしょうか。

私たちは、キリストのからだにふさわしいきよさを追い求め、その姿を教会のうちに現していかなければなりません。そのようなあり方や生き方が、この日本においてイエス・キリストの福音を証しすることとなるのです。

先に紹介したプロジェクト、「教会の誠実さへの変革」の目的と課題について、『再生へのリビジョン~次の伝道会議2023へのロードマップ~』(いのちのことば社、2017年9月発行)の中で紹介します。どうぞこのプロジェクトのためにお祈りください。日本の教会が、イエス・キリストの心を持ったきよく誠実な教会として成長していくことができますように。日本の教会のリーダーが、キリストの謙遜と誠実と質素な生き方をすることができますように。

 

プロジェクト「教会の誠実さへの変革」の目的

本プロジェクトの目的は、「キリストの教会を謙遜と誠実と質素へと呼び戻す」ことにあります。誤解を避けるためにあらかじめ述べるならば、現代の教会が「謙遜、誠実、質素」ではないということではありません。本プロジェクトは「日本の伝道」に対して、「正しい方向づけを与えるもの」、「伝道に倫理を与えようとするもの」です。また、伝道する私たちの動機そのものを問い直していくものです。

「キリストの教会を謙遜と誠実と質素へと呼び戻す」という文章は、2010年にケープタウンで開催された第3回ローザンヌ世界宣教会議で作成された『ケープタウン決意表明』第2部セクションEから取られました。この項目の内容を見ると、「極端な繁栄の神学」への戒めが記されています。世界中で繁栄の神学を推し進める教会リーダーたちの不健全なまでに裕福なライフスタイル、また動機の歪みが、非倫理的な教会、キリストに似ていない教会を生み出してしまうというような課題について、警告を与えています。

これらの課題に対し、「キリストの教会を謙遜と誠実と質素へと呼び戻す」ことを日本の文脈化において理解し直すこと、また個人だけでなく教会として何をすべきかを明らかにすることが、本プロジェクトの目的です。そのため、以下の4つの課題に取り組みたいと思っています。

①権力:権威主義的なリーダーシップ、従順の強要をどう防ぐかについて。特に日本においてはカルト化の問題があります。

② 性:働き手の性的逸脱というスキャンダルがあとを絶たちませんが、その反動で、性について厳しく取り締まる律法主義的な教会もキリストの教会ではありません。性の分野において、健全な教会の姿とは何かについて考えます。

③ 金銭:献金の強要をどのように防ぐかについて。また働き手の倫理はどうか、金銭において教会の誠実さとは何であるかについて考えます。

④ 成功:動機を扱う難しい分野です。私たちは、福音を聞いて救われるたましいが一人でも多く起こされてほしいと願いますが、その私たちの熱心に何が忍び寄り、動機を濁らせるのか、また、評価、教勢とは何かについて考えます。

 

プロジェクトでは、次の日本伝道会議が行われる2023年までに「権力」「性」「金銭」「成功」の4つのテーマで講演会を開催するとともに、この取り組みに関心を持っておられる方々とのネットワークを構築していきます。

 

小平牧生

1958年東京生まれ。青山学院大学、大阪キリスト教短大神学科専攻科、基督兄弟団聖書学院に学ぶ。現在、ニューコミュニティ(西宮、三田、学園都市)主任牧師。対外的には、日本福音同盟(JEA)副理事長、第六回日本伝道会議プログラム局長、アジアン・アクセス・ジャパン副理事長等を務め、現在は基督兄弟団理事長。著書『有能であるよりも、有益であることを』(いのちのことば社)。

 

本文は、『リビングライフ STORY 2017年11月』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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