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御国の到来とイスラエルの救いを祈る  
by.CGNTV
hit 1270 recomend 212 2017-12-19 01:00:37

御国の到来とイスラエルの救いを祈る  

 

オメガミニストリーズ・オメガバイブルスタディ代表 スティーブンス・栄子

 

教会の制度と霊的命

イザヤ書49章14節から16節にこう書かれています。「しかし、シオンは言った。『主は私を見捨てた。主は私を忘れた』と。『女が自分の乳飲み子を忘れようか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとい、女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない。見よ。わたしは手のひらにあなたを刻んだ。あなたの城壁は、いつもわたしの前にある。』」

神様は、決してイスラエルを忘れておられません。ローマ人への手紙11章26節から29節にもこのように約束されています。「こうして、イスラエルはみな救われる、ということです。こう書かれているとおりです。『救う者がシオンから出て、ヤコブから不敬虔を取り払う。これこそ、彼らに与えたわたしの契約である。それは、わたしが彼らの罪を取り除く時である。』彼らは、福音によれば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びによれば、父祖たちのゆえに、愛されている者なのです。神の賜物と召命とは変わることがありません。」

イスラエル民族は、民族的に救い主を拒みました。ですから、民族的に悔い改め、民族的に救い主を王として迎えなければなりません。今は不可能であるように思われますが「イスラエルはみな救われる」というみことばは必ず成就します。その時こそ、メシア王国(神の御国)が到来する時です。イスラエル民族は、イエス・キリストを拒みましたが、アブラハム、イサク、ヤコブ、そしてダビデのゆえに、神様はイスラエルと民族的に交流しておられ、愛しておられます。たとえホロコーストのような大量虐殺が行われても、彼らを絶滅させることはお許しになりませんでした。なぜなら、神の御国(メシア王国)はイスラエルの民族的な悔い改めとともに到来するからです。

神様と教会は個人的交流を行う

神様に聖別されたアブラハムやダビデの子孫であるイスラエル民族から、イエス・キリストが降誕されました。神のみことばがイスラエル民族に与えられ、教会は彼らからその霊的な贈り物をいただきました(ロマ 15:27)。教会は聖霊によって神の子とされ(ロマ 8:14)、キリストの花嫁として個人的に神様に愛され、イスラエルの神様を世界中に紹介する祭司としての役割を担いました(Ⅰペテ 2:9)。

ローマ人への手紙11章11節から12節にこう書かれています。「……彼らの違反によって、救いが異邦人に及んだのです。それは、イスラエルにねたみを起こさせるためです。もし彼らの違反が世界の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となるのなら、彼らの完成は、それ以上の、どんなにかすばらしいものを、もたらすことでしょう。」

「彼らの違反」と「失敗」とは、イスラエル民族がイエス・キリストを受け入れず、民族的な救いを受けなかったことを指します。しかし、そのことによって異邦人が救いにあずかり、御霊を受けてキリストの花嫁となる富を得ました。この富が、彼らの違反と失敗によって得られたものであるなら、ましてや、イスラエルが民族的にイエス様を受け入れる「彼らの完成」は、「それ以上のすばらしいものをもたらす」はずだと言っているのです。

 

終末の祈り

イスラエルの民は、民族的にイエス・キリストを拒んだために民族的なさばきを受けたのだから、今度は民族的にイエス・キリストを救い主と受け入れなければ神の御国は到来しません。

使徒の働き1章10節から11節にはこう書かれています。「イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。そして、こう言った。『ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。』」

この出来事は、オリーブ山の頂上の裏側に当たるベタニヤで起こりました。このオリーブ山に再臨される主は、ご自分の民イスラエルが住む所に戻ってこられます。再臨の備えをしておられるのは、主ご自身です。イスラエル民族はイエス様を拒んで世界中に離散しましたが、主は100カ国以上の国々からイスラエルの民を、約2千年ぶりに民族的に約束の地に集めておられます。これは、今の時代が終末の時であるということを示しています。

神の子とされ、キリストの花嫁とされた教会は、神様のご計画に御国の祭司として参加し、神の御国の到来のために、イスラエルが民族的に救われる日が一日も早く来るよう、とりなして祈ってまいりましょう。

 

スティーブンス・栄子

1990年、夫ビル・スティーブンス氏とともにユニバーシティ・オブ・ネイション神学校(ハワイ)卒業後、イスラエルで牧師、また政府公認ガイドとして18年間活動。ブリッジス・フォー・ピース日本支部局長、理事長を歴任。現在、オメガミニストリーズ・オメガバイブルスタディ代表。

 

本文は、『リビングライフ STORY 2017年12月』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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