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神の憐れみと教会による支援 ~九州北部豪雨の被災地支援を振り返って     
by.CGNTV
hit 55 recomend 14 2018-03-27 06:12:58

神の憐れみと教会による支援 ~九州北部豪雨の被災地支援を振り返って     

 

日本福音キリスト教会連合(JECA)久留米聖書教会 牧師 渡邉英治

 

「互いの重荷を負い合い、そのようにしてキリストの律法を全うしなさい」(ガラ 6:2)。

 

2017年7月5日に降り始めた雨は夜通し続き、記録的多雨を観測しました。多くの家々が土石流に呑み込まれ、多勢の犠牲者が出ました。2016年4月には、震度7の大地震が熊本を襲い、被災地は未だ復興半ばです。この熊本大地震と九州北部豪雨の支援のため、災害発生直後、日本各地、世界各国から祈りと献金を捧げてくださり、また大勢ボランティアに来てくださり心より感謝いたします。一日も早い災害からの復旧と復興をお祈りいたします。

九キ災(九州キリスト災害支援センター)は、熊本大地震発生直後から被災地を県の内外から被災地の教会や地域をサポートしてきましたが、今後も継続的な支援体制を維持し活動できるよう、昨年12月にNPO法人を取得しました。これとは別に、久留米では、超教派朝祷会を持ち回りで開催していますが、CFK(チャーチフェローシップin久留米)は、九州北部豪雨の災害が起こる数ヶ月前、熊本大地震を教訓に、災害発生時の防災と減災意識の高揚と教会員同士の交流のために発足しました。しかし、これほどの災害が起こるとは、誰も思っていませんでしたので、「誰がリーダーシップを執るのか」「具体的にどう行動をすべきなのか」「牧師の働きと教会の運営」「ボランティア采配」等々の問題も表に現れました。

豪雨災害発生直後、九キ災は久留米にベースを開設しました。しかし、CFKは、朝倉や日田、熊本から、様々な情報が一斉メールで刻一刻と伝えられる中、早急に支援物資を届けたり、必要のある方の元へのボランティアを整えることなど、その対応に戸惑いました。初めてのことばかりで、九キ災からの応援と、国際飢餓対策機構やOBJ、クラッシュジャパンから来られた専門スタッフの方々の援助もあり、助けられました。熊本地震の後でもあり、久留米の先生方への周りの期待が大きく、プレッシャーもあったことでしょう。

その後、九キ災の日田ベースが開き、杷木町を拠点に活動してくださいました。自治体のボランティアも同様に、災害直後は数十人単位で来ていたのが徐々に減り、益城や日田のベースはスタッフだけの時が何日もあったようです。そして、昨年9月にベースは任を終え、主にあって出会った地元の方々との繋がりを軸に、CFKは朝倉市松末地区の支援を引き継ぎました。現在もニーズに合わせて定期的にボランティアを派遣しています。

この2年間で、熊本、大分、福岡の九キ災のボランティアは、延べ1万人にも及びました。彼らの献身的な働きが、被災地の方々の心に安心と信用を残したエピソードです。ある日、ボランティアの方が黄色いユニフォームを着たままコンビニでお弁当を買っていると、「キリストさん、ありがとう!」と、初対面の地元の方から声をかけられたそうです。私も、数人のボランティアを熊本バンド結成の碑がある花岡山に引率した際、年配の方から同じように感謝のことばをかけられました。支援が減る中、「キリストさんだけは自分たちを見捨てないでいてくれる」という信頼感を、主がボランティアの方々を通して被災地の人々の心に植えてくださったのです。これは私たちの思いが神の思いと一つになっているからこそ与えられた、聖霊なる主の働きの実であると言えるでしょう。

地震や洪水という災害を通して、この地上の物はすっかり揺り動かされ、地域の関係も、感情や状態に関係なく、バラバラになってしまいました。ある方々はこれから何に頼ればよいのかわからず、途方に暮れています。もとの家にも住めないため仮設住宅を出ることができず、不安な日々を過ごしている方がいまだにたくさんおられます。

このような弱い者たちの“隣人”、また“友人”として寄り添われる主が、私たちに「受けるよりも与えるほうが幸いである」(使 20:35)と言われます。イエスのことばに誠実に生きるとき、「愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。キリストによって……結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです」(エペ 4:15~16)。

そして私たちは「栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます」(Ⅱコリ 3:18)。主は、イエス・キリストと教会に対する信用と信頼を人々の心に積み上げ、私たちを通して本当の喜びを求める人々に、救いの良い知らせを携えて行かせようと思っておられます。いつでもどんな時でも、ただ主に信頼し、進んで行こうではありませんか。今も働いておられるキリストの香りだけが残りますように。

神の国を待ち望みつつ。

 

渡邉英治

1965年、福岡県生まれ。サラリーマンを経て、2008年からキリスト聖書神学校で学び、2011年に久留米聖書教会の牧師として就任。現在、妻と共に4人の息子たちをホームスクーリングしている。

 

本文は、『リビングライフ STORY 2018年3月』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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