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ESSAY
後の雨を求めよ
by.CGNTV
hit 873 recomend 116 2018-12-18 17:31:59

後の雨を求めよ

 

 ゼカリヤ書の後半部分は、来るべきキリストの預言で満ちている。九章では、高慢な世の王と対照 的な、柔和で公義を打ち立てる王として来るメシヤを預言している。10章では、メシヤが来ること で与えられる祝福を預言し、その祝福を受けるためにはどうすべきかを教えている。

 

ゼカリヤ10:1 後の雨の時に、主に雨を求めよ。主はいなびかりを造り、大雨を人々に与え、野の草をすべての人に下さる。

 

 春の雨が降る季節に神に雨を求めよというみことばである。一〇章で、突然雨に対するみことばが 出てくるのは不自然なようだが、このみことばは九章とつながっている。九章一七節で、神が穀物と 新しいぶどう酒で豊かに暮らせるようにすると言われたが、豊かな収穫の祝福は、雨が降らなければ 決して実現しえないことである。

カナンの地には二つの雨季がある。十月から十一月に降る秋の雨は、種を芽生えさせる雨であ る。これを聖書では、先の雨」と呼んでいる。翌年の三月から四月に降る春の雨」 は、収穫の前に 穀物を熟させる雨である。これを「後の雨」と呼ぶ。

私たちの感覚では、 秋の雨」が「後の雨」で、 春の雨」が、先の雨」だと考えてしまいがちで あるが、正反対である。「秋の雨」つまり「先の雨が降らないと種が芽生えず、 春の雨つまり

後の雨が降らないと穀物が熟さず、収穫ができない。先の雨と後の雨のどちらか一つでも降らな いと、その地は凶作になる。

 

 

本文は、『悔い改めは神の恵み』 (イ・ジェフン著、日本Duranno書院)より、抜粋したものです。

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