恵みに応えよ | |||||
|
恵みに応えよ
恵みを完全に悟れない人は、恵みをむだに受けたり、恵みを利用してさらに罪を犯す。神が恵みによってさばきを遅らせてくださったのに、さばきなどないと思ってさらに罪を犯す。神が恵みによって罪を赦してくださるから、罪を告白すれば赦されると思って罪をやめない。コリント人への手紙第二は、そのような私たちにこう勧めている。
Ⅱコリント6:1 神の恵みをむだに受けないようにしてください。
恵みを悟って見いだした人は、決して恵みを忘れないようにしようとする。そして、どうすればこの恵みに報いることができるかといつも考える。
詩篇103:2 わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。
詩篇116:12 主が、ことごとく私に良くしてくださったことについて、私は主に何をお返ししようか。
では、どうすることが、恵みを覚えて恵みにふさわしく応えることであろうか。罪を離れて、真実に生きることであり、偽りなく正直に生きることである。
イエスは、姦淫の場で捕らえられた女を赦しながら「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません」(ヨハネ8:11)と言われた。 姦淫の女を罪に定めない恵みが注がれると同時に、二度と罪を犯してはならないと言われた。恵みにふさわしい真実な生き方を要求されたのである。真実な生き方は、神が与えられた恵みにふさわしく応答することである。ゼカリヤ書8章で、神はご自分の民に驚くべき大きな恵みを与えられた。そして同時に、その恵みにふさわしい真実さを要求された。
本文は、『悔い改めは神の恵み』 (イ・ジェフン著、日本Duranno書院)より、抜粋したものです。