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熱心に尋ね求め、細かく調べる
by.CGNTV
hit 244 recomend 111 2020-12-01 01:05:34

熱心に尋ね求め、細かく調べる

 

 

キム・ナムグク チュネヒム教会 主任牧師

 

 

仏教徒の家庭に生まれた私が教会に初めて行ったのは中学3年生の時で、イエスを主と告白したのは高校2年生の時でした。当時は私が牧師として召されるとは想像もしていませんでした。ただ、生涯主を裏切らない信徒として生きたいという思いがすべてでした。しかし、30代を目前に神の召命を受けました。この世的に見れば何の条件も備わっていませんでしたが、神の恵みによって奇跡的に神学校に入り、牧会者の道へと踏み出しました。

 

「牧師の人生」を悩む

私の悩みは、その時から始まりました。「牧師とは何か」「牧師はどう生きるべきか」「主が私を牧師として召された理由は何か」 私にとっては、どれも重要な人生の質問でした。しかし、そのような悩みとは別に、毎日こなすべき働きによって、忙しい日々が続きました。教会を開拓し、賛美ミニストリーチームの礼拝でも説教を任されました。働きが忙しくなるほど悩みも深まりましたが、解決の糸口を見つけることができませんでした。そんな中、恩師のもとを訪ねるため、数年ぶりに母校である合同神学大学院に足を運びました。

約束の時間よりも早く到着し、ロビーで待っていると、夏の修養会のパンフレットがたくさんありました。何気なく一つ手に取って見ていると、疑問が沸き上がってきました。「こんなに色々な行事があるのに、どうして聖書を教えるキャンプはないのだろう。私が中高生の頃にあったように、この時代の中高生たちが聖書を深く研究する時間を持ったなら、どれだけ祝福されることだろうか」 そのようなことを考えながら家に帰り、その夜、みことばを黙想しました。そして、私の生きる姿勢と聖書に対する考え方をすっかり変えるみことばに出会いました。

「この救いについては、あなたがたに対する恵みを預言した預言者たちも、熱心に尋ね求め、細かく調べました。彼らは、自分たちのうちにおられるキリストの御霊が、キリストの苦難とそれに続く栄光を前もって証ししたときに……」(Ⅰペテ 1:10~11)。「そうか。主から直接啓示を受けた預言者たちも、与えられたみことばを熱心に尋ね求め、細かく調べたのだ!」 このみことばは、働き人の人生に対する視点と、私の働きの方向性を新たにしてくれました。この世がいくら変わっても、牧師が最優先にすべき使命は、神のことばを熱心に研究し、調べることでなければなりません。牧師は、みことばを委ねられた人だからです。牧師が聖書を研究しないのは、明らかに職務に対する怠慢です。雇われ牧師とは、どのような人でしょうか。神のことばを伝えず、自分のことばによって信徒を欺く者たちです。雇われ牧師にならないようにするためには、みことばを深く研究して伝えなければなりません。そして、そのみことばどおりに生きなければなりません。

それから私は、みことばを熱心に調べることに邁進しました。聖書が語る内容を深く研究し、黙想し、悟ったみことばのとおりに生きるよう努力しました。何よりも、神のことばを教える働きに重点を置きました。中高生たちをみことばによって育てるために、夏休みと冬休みには、聖書だけを教えるバイブルキャンプを開きました。これまで10年以上、毎年欠かすことなくキャンプを開き、毎週木曜日に集まる賛美礼拝でも、15年間講解説教を行っています。後輩の牧師たちが時々「私は聖書をいくら読んでも、うまく説教できなくて悔しいです」と言います。そうかもしれません。うまい説教をするためには、神が与えてくださるタラントが必要です。しかし、聖書を研究して黙想することは、上手下手の問題ではありません。これは使命であり召命です。ですから、みことばを熱心に尋ね求め、みことばの前で生きることが大切なのです。

 

みことばの前で生きる栄光

それは、牧師に限ったことではありません。カルヴァン派の三大神学者の一人であるヘルマン・バビンクは、「すべてのクリスチャンは、啓示依存思想を持たなければならない」と言いました。つまり、クリスチャンは、聖書に依存して考えながら生きなければならないというのです。現在、私たちは「人権」を尊ぶ時代に生きています。しかし、クリスチャンは、神の「主権」に従わなければなりません。神の主権に従うためには、基準がはっきりしていなければなりませんが、クリスチャンにとってその基準は聖書です。この時代のすべてのクリスチャンが神のことばを愛し、研究し、聖書を基準にして生きるなら、この世と教会は驚くべき神のみわざを経験するでしょう。そのような日が来ることを祈りつつ、今日も私は聖書を熱心に研究し、調べ、主の御前に生きようと思います。

 

 

本文は、『リビングライフ STORY 2020年10月』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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