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危機を好機に変える信仰
by.CGNTV
hit 332 recomend 70 2021-02-02 04:40:58

危機を好機に変える信仰

 

 

大川従道 大和カルバリーチャペル 主任牧師

 

 

ハレルヤ!主よ!感謝します。「マイナスは、必ずプラスに変わる!!」と毎週宣言してきた者として、私は今回のコロナ禍についても、「100年に一度のわざわいであるなら、100年に一度の大リバイバルにつながる」と堅く信じる者であります。このような時代にこそ、主の御声に聴き従う者でありたいと願います。ビクビクと恐れるのではなく、神を畏れ、主のみわざに期待して祈りたいと思うのです。

 

1900年代のある日のこと、東京の日比谷公会堂で宣教大会が開かれました。その中で、フラー神学校の世界宣教学部教授であるピーター・ワグナー先生が、大会衆を前にして「われわれアメリカ人が犯した罪、特に第二次世界大戦において、1日で10万人にもなる東京の人々を焼き殺した罪は大きい。第二次世界大戦の関係者の方は前にお進みください」とおっしゃって、あのからだの大きな先生が、壇上で土下座し、涙を流しながら謝罪されました。私の教会でともに働いている献身者の父親も、あの日、焼死しました。何十人もの人々の前でピーター先生が謝罪された光景は、一生忘れることができません。

そのピーター・ワグナー先生が、ジョン・ドーソンの著書『神のために都市を奪回せよ』の日本語版に向けた序文の中で、すごいことを語っておられます。

「もうまもなく今世紀も幕を閉じようとしています。そのような時代にあって、私たちはキリスト教の歴史が未だかつて体験したことのない、最大の魂の収穫に与ろうとしています。しかもそれが、この日本でも起ころうとしている幾つかの徴候を見ることができるのです。この本格的な大収穫期はまだ将来のことではあるものの、これからの10年以内に少なく見積もって1000万人の日本人が主イエス・キリストの忠実なしもべとなることを、私は堅く信じているのです。このように書きながら、この目標は極端で非現実的に聞こえることはよく承知しています。しかしそれでも、それが成し遂げられるのは十二分に可能だと確信しているのです」1)

読者の皆様は、どのように感じられるでしょうか。私は、ピーター・ワグナー先生のおそばに何度も行ったことがあり、その誠実さに触れたことのある牧師の一人です。私は、先生がこれだけのことを公言された背後には、上から与えられる確信に満ちた信仰をお持ちであったからであると断言することができます。

先生は、日本への救霊心と抑えきれない情熱のゆえに、これだけのことを公言されて、主のもとへ凱旋されました。

このたび、「ポストコロナ時代に教会が進むべき道」に関するコラムの依頼を受けた時、すぐにこの文章を思い出しました。コロナ禍にあって世が大騒ぎしている昨今に、もう一度、このレベルの信仰に立たなければならないと思わされたのです。

 

コロナ感染対策の一つに、「換気」の問題があります。各部屋や礼拝堂など、人々が大勢集まる所では、必ず新鮮な空気を入れましょうと言われています。ところで、このことを霊的に考えると、聖霊様の風を、各自の部屋に、伝統を目指しながらも固く閉ざされている教会に、また主の力を知らない「死の世界」に、「枯れた骨よ、主の言葉を聞け……見よ、わたしはあなたがたのうちに息(新共同訳では「霊」)を入れて、あなたがたを生かす……息よ(新共同訳では「霊よ」)、四方から吹いて来て、この殺された者たちの上に吹き、彼らを生かせ!」(エゼ 37:4~5, 9)2)

 

コロナの「第3の波」は、私たちクリスチャンに「聖霊の第3の波」を想起させてくれます。本気で全能の神様に信頼し、聖霊様を心から歓迎し、認め、感謝し、共に歩みましょう。それ以外に、私たちが進むべき道はありません。古くて、しかし最も新しい方法なのです。この道を歩む者は、愚かであっても迷うことがありません。パスカルは、このように言っています。「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神。哲学者や学者の神ではない。イエス・キリストの神、わが神、すなわち、汝らの神。汝の神はわが神となる。げに世は汝を知らず、されどわれは汝を知れり。歓喜、歓喜、歓喜の涙」

 

1)ジョン・ドーソン(1992)、『神のために都市を奪回せよ』、マルコーシュ・パブリケーション

2)口語訳より引用

 

 

大川従道

1942年生まれ。東京聖書学院、青山学院大学神学科卒。深川ホーリネス教会、サンフランシスコ教会、座間キリスト教会の牧会を経て、現在、大和カルバリーチャペル主任牧師。ICA理事長、トーチ・トリニティ神学大学院にて名誉博士号を受ける。著書に『バカの壁を超えるもの』『生き方下手でも大丈夫』など多数。

 

 

本文は、『リビングライフ STORY 2021年2月』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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