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からだとたましいを顧みる知恵
by.CGNTV
hit 459 recomend 121 2021-02-16 05:09:30

からだとたましいを顧みる知恵

 

 

ユ・ウンジョン グッドイメージ心理治療センター 代表

 

 

 

精神健康医学専門医として働きながら、私は休むことを知らない人を非常に多く見てきました。不安で動き続け、速度を緩めることもできません。ふるい落とされるかもしれない、認められないかもしれないと不安になるからです。忙しい心は自律神経系を刺激し、過覚醒(hyperarousal)に陥らせ、不安症、不眠症、パニック障害を起こさせます。聖書に出てくる、忙しい思いをして落ち着かない人物が一人思い浮かびます。

「マルタはいろいろなもてなしのために心が落ち着かず」(ルカ 10:40)。このみことばから、マルタの心を推測できます。「イエス様のみことばを聞きたくなくて、そこに座っていないとでもいうの? 私が準備しなければ、食事はどうなるの? 家の掃除もして、お客の案内もしなければならないのに」 妹は全く手伝わず、マルタは一人で働いていたため、「私の手伝いをするように、おっしゃってください」とイエス様に不満をぶつけました。するとイエス様は「マリアはその良いほうを選びました。それが彼女から取り上げられることはありません」(ルカ 10:42)と言われます。そして、「あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。しかし、必要なことは一つだけです」と教えられました。

 

仕事よりも優先すべきこと

あなたはどうでしょうか。必要以上のことを行い、人から認められたいと思っていませんか。食事の準備も重要ですが、優先順位が入れ替わってはいけません。イエス様との交わりに集中することのほうが、私たちの仕事よりも重要です。あなたは、自分を酷使していませんか。現代人を悩ませる慢性疲労症候群は、神様を必要としている証拠です。からだの異常で相談に来るクリスチャンは、「なぜ神様は私の状況を見て何も応えてくださらないのでしょうか」と聞きますが、神様は、一度も応えてくださらなかったことはありません。いつも私たちが先に「なぜ応えてくださらないのですか」と問い詰めるのです。今、疲労感が取れないと感じるなら、スピードを落としなさいという、からだのサインです。

スピードを落としなさいと言うと、腹が立つ人もいるはずです。「私がそれを知らないとでもいうのですか。周りがこのような生活を求めてくるのに、どうしろというのですか」 ここに、クリスチャンがこの世の人と異なる点があります。人は、神様との親密な関係を望む霊的な存在として造られました。私たちのたましいは、体内にとどまっています。真の霊性とは、神様が造られたからだに対しても管理者の役割を果たすことです。大きな業績を残さなくても、クリスチャンの会社員は神様が望まれることをするために、まず神様に時間をささげ、神様と親しく交わることを優先させるべきです。100%、いや120%仕事しようとせず、働く前にまず神様と交わる時間を持ってみてはいかがでしょうか。そうすれば、効果的に仕事をする知恵も神様が与えてくださるでしょう。

 

からだを顧みるとき、恵みが来る

「速度を緩めなさい、忙しく生きてはいけません」というのは、怠けなさいという意味ではありません。ゲイリー・トーマス牧師は、著書『Every Body Matters』の中で、肉体とたましいを一緒に顧みるために、2つの障害物を取り除くよう勧めています。それは「貪欲」と「怠惰」です。暴食ばかりして体重が10キロ増えた姉妹がいました。会社で認められていないように感じ、もっと仕事に精を出し、退勤後には疲れたからだを慰めるためにあれこれと食べました。その結果、彼女は一生ダイエットに支配されるようになりました。ほかの女性は自分よりも細いのに、自分は自制できずにたくさん食べて太るため、毎日心が重苦しく感じました。からだに対する羞恥心と自制力がない自分に対する失望により、神様を恨むようになりました。彼女が私のところに来た時には、信仰生活も崩れ、宣教に対する使命も薄れていた状態でした。

彼女は専門的な診療を受けながら食生活を変え、運動して体重を減らしました。彼女の変化を通して、からだと心とたましいの相互関連性をはっきりと見ることができました。からだを酷使すると神様の臨在に対して鈍くなるように、からだをよく顧みると神様の恵みを受ける準備ができるのです。神様に喜ばれる敬虔な習慣を養うためには、霊性訓練だけでなく、からだの安息と健康も大切です。「……自分のからだをもって神の栄光を現しなさい」(Ⅰコリ 6:20)とあるように、からだとたましいの健康のために、からだをきよく管理し、貪欲と怠惰に警戒しながら、じっくり休む方法を学んでください。

 

私たちのからだをもって神様の栄光を現すことができるように

貪欲と怠惰を警戒しながらじっくり休む方法を学んでください。

 

 

上記の内容の一部は『傷つかずに最後まで愛する』(キュジャン、2018)から引用したものであり、該当出版社の同意を得て掲載しています。

 

 

 

本文は、『リビングライフ STORY 2021年2月』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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