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私たちとともにおられる方
by.CGNTV
hit 277 recomend 110 2021-04-27 11:04:21

私たちとともにおられる方

 

 

カン・ドンジン 報恩イエス村ボナコム共同体 牧師

 

 

高校入学を控えていたある日、友だちから誘われて教会に初めて足を踏み入れました。私はそれから2ヶ月後にイエス様を受け入れ、教会に出席し始めてからちょうど1年後に聖霊に満たされる体験をしました。その後から、家庭内で迫害が始まりました。本家の跡取りである私が、法事のたびに拝さず、突っ立っていたため、父や叔父たちはあきれたようでした。厳しく叱られたにもかかわらず、次の法事のときにもひれ伏さずに立っていたので、父は法事が終わるや否や私を激しく木の棒でたたきました。法事の日になると木の棒が折れ、聖書が焼かれたり破られたりしたことも1度や2度ではありませんでした。

 

主が語られるなら

ある日、父にたたかれて、部屋に戻って眠っていたとき、練炭ガスを吸ってしまい、生死の境をさ迷いました。私は主のみもとまで行きましたが、「もう一度戻りなさい」という主の御声を聞いて、生き返りました。それ以来、恐ろしかった父の体罰はやみました。しかし、大学入試を前に、もう一度もめ事が起こりました。私が前期の大学試験を全く受けず、後期の大学試験で神学大学に行くことを宣言すると、絶望した父から「家から出て行け。もうおまえを息子だとは思わない」と言われました。そのため、私は神学大学の面接の前日に友だちの家に泊まることになりました。夜明けにやっと眠りにつきましたが、夢なのか現実なのか、目の前に聖書が開かれました。その時、ある箇所がはっきりと太く目に入ってきました。「……私たちとともにおられる方は、私たちの神、主であり、私たちを助け、私たちの戦いを戦ってくださる」(Ⅱ歴 32:8)。

私はソウルに行くバスの中で祈りました。「主よ。私は親兄弟の救いのために祈りません。この民族に福音を伝えることに、私の若さとすべてを献げます。結婚のためにも祈りません。私の妻になる人ではなく、キリストの花嫁である教会を建て、仕えることに私の人生を献げます。肉体の必要のために祈りません。ただ神の国と義を求めます」 月日が流れ、家族はみな救われました。両親だけでなく叔父たちも主の民に加わりました。6人兄弟の中で3人が牧師になりました。私は主の御前で決心した通り、教会を開拓して福音を伝えました。夏休みになると、首都圏の青年数千人と一緒に、智異山地域の中高生に福音を伝えました。そうしているうちに今の妻に出会い、家庭を築くように主が導いてくださいました。その後、オンヌリ教会で1997年まで仕え、主の御声に従って忠清北道の報恩という所に来ました。それまでいた教会のすべての助けを断って、農村で共同体を始めました。だれも来たがらない農村でしたが、ここを変えられる聖書的な答えが見つかるなら、それはアジアの農村を変える道になるだろうという希望がありました。しかし、経験もお金もなく農業をしながら共同体を始めることは、想像以上に大変なことでした。

そんな中、5年目に共同体が分裂してしまいました。互いにきつい言葉をぶつけ合い、夜通し争いました。そのように2日過ごした日の夜、私たちのうちに聖霊が臨みました。だれも「祈ろう」と言いませんでしたが、みな神の臨在の前にひれ伏し、心から悔い改めました。歴代誌第二32章8節の、「私たちを助ける」という約束の通り、神様は絶望の崖っぷちに立っていた私たちのところに来てくださいました。そして、争いから救い、聖霊で満たし、もう一度一つにしてくださいました。

 

約束のみことばに従って

翌年、私たちは農業をしていた畑で奇跡を経験しました。どの作物も30倍、60倍、100倍の実を結びました。主は、失敗して争っていた私たちを遠ざけず、ともに戦ってくださいました。数年間私たちがしてきた農業、特に「ボナ養鶏法」がアジアとアフリカの多くの国に普及しました。飢餓で苦しむ人々の自立の方法として、主が用いてくださったのです。

私は、共同体が良い影響を与えることができたのを見て、2015年にその共同体から出て、新しい共同体を開拓しました。今回は砂漠化した土地で暮らしている貧しい人々のために、木を植えて森を作る仕事を始めました。まだ歩んだことのない道なので漠然としていますが、今もともにおられ、私たちの代わりに戦ってくださる主に拠り頼み、崖っぷちから一歩を踏み出します。

 

 

本文は、『リビングライフ STORY 2021年4月』 (Duranno書院)より、抜粋したものです。

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