「ラブ･ソナタ山形」の開催を目指して - 日本CGNTV

山形での第31回「ラブ・ソナタ」がいよいよ開催されます。実際、「ラブ・ソナタ山形」の実行委員会が発足したのは、３年前の2018年９月のことです。2018年、第28回「ラブ・ソナタ福岡」の開催２ヶ月前でした。2019年、第29回静岡、第30回熊本の開催を視察しながら、毎月、実行委員会を開くようになりました。その際、集まる人々の顔ぶれは20人、協力教会は25ありました。

ところが、いよいよあと４ヶ月で開催という時期になって「コロナ感染防止」のために「延期」を余儀なくされました。

しかし、そのような状況の中で、実行委員会の一人ひとりの方々が明確な二つの申し合わせをすることができました。一つは、「ラブ・ソナタ山形」は中止ではなく延期なので、開催の実現のために祈っていきましょうということで、もう一つは、実行委員の全員が辞めることなく、継続して連絡を取り合いましょうということでした。

４ヶ月ほどが経過して、「三密」になるので集まることができないのなら、ZOOM実行委員会を持とうということになりました。そのようにして、昨年の７月から祈り合うことを中心に、毎月１回の実行委員会を再開しました。ここから見えてきたのは、「コロナ禍が終息したら開催するのではなく、終息を祈りつつも、ある時点で、コロナ禍であっても可能な方法で開催を実現しよう！」ということでした。

「ラブ・ソナタ山形」の延期が決定した時点で、すでに「宮崎」「宮城」での開催が予定されていましたので、「山形大会」をいつ開催するかについてオンヌリ教会と話し合い、それから１年半後、つまり今年の秋、10月27～28日に決まりました。

再開催実現を目指しての基本方針

１）再延長はしない（コロナ禍でも最善策を取る）

２）日韓の一致を求めて

３）開催方法

　 ① 会場型（従来と同様の方法）

　 ② 会場型+YouTube配信型の併用

　 ③ YouTube配信型

開催方法には、以上の三つの案があり、今後の状況によって決まりますが、コロナ禍で大会が延期された中、YouTube配信が可能となったことは、驚くべきことです。会場は２千人収容が可能ですが、コロナの状況によっては人数制限を受ける可能性があります。しかし、YouTube配信が可能になったことにより、協力教会の一つ一つの礼拝堂が会場とされ、さらに、教会に来られないとしても、YouTube受信を申し込むことによって自宅でも参加でき、携帯電話を受信機として参加することができるようになりました。これは、会場が満席になるよりも、はるかに多くの参加者を産むことができる状況になったことを示しています。これを通して、「ラブ・ソナタ山形」のテーマ「あなたも、あなたの家族も…」の伝道の実現にもつながります。

実行委員長としての恵み

私が実行委員長を引き受けることになったいきさつを申し上げます。私は、山形県生まれ、山形県育ちで、山形県における牧会生活が47年です。2007年に「ラブ・ソナタ仙台」が開催された時、20人以上の教会員と３時間をかけて吹雪く雪道を運転して参加しました。その大会で、韓国人のクリスチャンの「キリストへのラブ」の情熱から受けた感動は、今でも忘れられません。それ以来、毎年各地で開かれる「ラブ・ソナタ」の開催をうらやましく思って「いつかは山形で開催を！」と祈っていました。

それが、ついに山形での開催予定があることを聞きました。感謝な思いがありましたが、実行委員長に指名され、戸惑いました。開催は大賛成なのですが、その時期の私は1ヶ月ほど前に痛風の診断を受けたことと、原因不明の腰部の激痛が続いていました。さらに、私は会場の山形市から100キロも離れた酒田に住んでいます。70才を過ぎたことで、外部奉仕は制限しようかと思っていた矢先のことでした。それで、実行委員長をお断りいたしました。

ところが、お断りして気づいたのです。それは、ハ・ヨンジョ師が人工透析を受けつつ「日本宣教ラブ・ソナタ」を進めておられたことです。主は癒やし主、たとえそうでなくとも召されるまで主にお仕えされたハ師を見よ！という声が聞こえたようでした。私は、主の働きに再献身するなら、主が癒やしてくださり、必要な健康も与えてくださると信じて、実行委員長をお引き受けいたしました。それ以来現在まで、痛風も腰部の痛みも全くなく、健康が支えられております。皆様のお祈りにも支えられております。感謝！ハレルヤ！

高橋富三

1968年、チャーチ・オブ・ゴッド川崎聖書学院卒業。1972年、日本ホーリネス教団東京聖書学院卒業。1972年、チャーチ・オブ・ゴッド川崎南部キリスト教会就任。1975年、酒田キリスト教会就任、現在47年目。2017年より鶴岡キリスト教会就任兼牧。

本文は、『リビングライフ STORY 2021年10月』（Duranno書院）より、抜粋したものです。

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