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多様な世界観の衝突
by.CGNTV
hit 223 recomend 45 2022-01-28 14:18:05

多様な世界観の衝突

 

 

リュ・ヒョンモ ソウル大学校 歯医学大学院 教授

 

 

テレビのニュースやインターネットの記事で、世界各地での戦争やテロ、政治的な対立について見聞きします。この時代の衝突の破片です。それだけでなく、子どもの虐待や殺害、軍隊内での性暴力、中絶および同性結婚合法化の要求など、最近、社会で話題となっている問題の裏面を見ると、何らかの巨大な流れに支配されているのを感じます。

 

神の存在を認めるかどうかで分かれる世界観

マーティン・ロイドジョンズは、著書『怒りの下に置かれた民族』の中でイザヤ書5章に言及し、ユダに宣言された神の怒りは、彼らが律法(みことば)を拒んだからだと語っています。神のことばに逆らう人間の行動は、善悪の知識の木の実の出来事以来の根深いものです。啓蒙主義時代を過ぎ、人々は理性が目覚めたと主張し始めました。そして、神と律法を否定する度合いが強くなっていきました。今は善と悪が転倒する現象まで現れています。

世界観の論争の中心軸は神学です。神の存在を信じる有神論と、神の不在を信じる無神論は、2つの信念ではなく、全く異なる世界観です。存在を超えたところに意味のある何かがあると信じるのが有神論であり、実在以外には何もないと信じるのが無神論です。神の存在を前提とする有神論の世界観でも、神をどのような存在として認識するかによって道が分かれます。多くの神が存在すると信じる多神教、すべてが神だと信じる汎神教、絶対的な唯一神を認める一神教です。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、唯一神を信じますが、救いの方法が異なります。ユダヤ教とイスラム教は、律法を完全に守り、善を多く行うことによって救われると信じますが、キリスト教は、イエス・キリストが救いに至る唯一の道であると主張します。そのため、世界の見方や生き方も異なります。

目に見えないものは存在しないという信仰は、古代からありました。これは啓蒙主義時代以降、特に進化論の発表後、欧州と米国の主流の世界観となりました。19~20世紀初めのモダニズム時代には、人本主義とマルクス主義の影響によって西洋の伝統的世界観であったキリスト教世界観が拒まれ始めました。20世紀半ば以降は、ヒトラーのナチズムやスターリンの強制労働収容所を直接的または間接的に経験した進歩的な知識人たちが人本主義やマルクス主義から抜け出し、個人の自由を最大限保証するための理念を作り出しました。それがポストモダニズムです。筆者は、本連載を通して、ニューエイジ(汎神論)、イスラム教(一神論自力宗教)、キリスト教(一神論他力宗教)、人本主義とマルクス・レーニン主義(モダニズムの無神論)、ポストモダニズムを比較していく予定です。

 

絶対真理に敵対する世界観

私たちは今日の社会の中で、世界観の衝突を目撃しています。今日はポストクリスチャン文化を超えて、反クリスチャン文化が大多数を占めています。世界の様々な世界観がイエスに敵対しています。同性愛が擁護され、婚前同居や婚外性関係、中絶、離婚などが人権によって守られ、あおられています。これらに反対する主張は古い時代の残骸と考えられ、さらには弱者を虐げているため打破すべき悪と見なされています。

このような時代の中で、絶対的な善、真理、正義の基準、唯一の救いの道であり、それゆえにすべての世界観が一斉に反対するイエス・キリストを、私たちは弁護して伝えなければなりません。

 

 

善悪が転倒している今の時代にも、

イエス・キリストは絶対的な善であり、唯一の救いの道です。

 

本文は、『リビングライフ STORY 2022年2月』(Duranno書院)より、抜粋したものです。

 

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