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今日のみことばの要約

レハブアムが王になると、エジプトから帰って来たヤロブアムとイスラエルの全会衆は王のところに行き、前王が自分たちに負わせた過酷な労働と重いくびきを軽くしてくれれば王に仕えると言います。レハブアムは長老たちの助言を退け、くびきをもっと重くすべきだという若者たちの助言を聞き入れます。

 

みことばから

民の要求 12:1〜5

ソロモンが死に、彼の子レハブアムの時代が始まります。レハブアムは、全イスラエルの王となるためにシェケムに行きます。シェケムは、ヨシュアの時代以来、イスラエルの民の信仰の中心地でした(ヨシ24章)。そこへ、民の代表としてヤロブアムがやって来ます。民がレハブアムに対抗する指導者としてヤロブアムを選び、エジプトに使者を遣わして呼び寄せたのです。ヤロブアムと民は、ソロモンが自分たちに負わせた過酷な労働と重いくびきを軽くしてくれるならレハブアムに仕えると交渉を持ちかけます。彼らの要求から、ソロモンの建築事業によって国は豊かになりましたが、民の暮らしは豊かではなかったことが分かります。

 

-ヤロブアムと民は、レハブアムにどんな要求をしましたか。自分の功績や富のために、人に過度な負担を与えたことはありませんか。

 

相反する助言 12:6〜11

レハブアムは、まずソロモンの時代の重臣であった長老たちに相談します。長老たちは、「今日」王が民に仕えるなら民は「いつまでも」王に仕えるだろうと言い、彼らの要求を聞き入れるようにと助言します(7節)。これは、「今日」と「いつまでも」を対比させて、しばし譲歩すれば円満に王となることができるというすぐれた助言でした。ところが、レハブアムは、その助言に従えば王の権威が弱まりかねないと思ったようです。それで、長老たちの知恵ある助言を拒み、自分とともに育った若い家来たちに意見を求めます。すると彼らは、ソロモンよりもさらに重い税金を課し、さらに強圧的に治めるようにと助言します。これは、民の事情などはまるで眼中にない、自分の権威と利益だけを考える愚かな王となるようにという助言にほかなりません。

 

-長老たちの助言と若者たちの助言はどう違いましたか。ほかの人が困難な事情を打ち明けるとき、どう接することが知恵ある態度でしょうか。

 

今日の祈り

人生の岐路に立たされたとき、神様に知恵を求めさせてください。我を張ったり益を得ようとして軽率で愚かな判断をしないように、いつもみことばによって目を覚まし、主によって与えられた場所で謙遜に仕え、多くの人の心を豊かにする者となれますように。

 

*リビングライフは「聖書 新改訳2017」を使用しています。

* リビングライフの文章のコンテンツ著作権は、ツラノ書院にあります。

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