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今日のみことばの要約

サタンの王座があるところに住むペルガモンの教会に向かって鋭い両刃の剣をもつ主が語られます。彼らの中には信仰を捨てなかった確かな証人もいましたが、ほかの教えを頑なに守る者たちもいたので、主は悔い改めるようにと言われます。勝利を得る者には、隠されているマナと白い石が与えられます。

 

みことばから

サタンの王座がある都市 2:12〜13

ペルガモンは、皇帝の宮殿があった都市です。うわべは華やかに見えますが、サタンが王のように力をふるっていたので、霊的には暗い場所でした。主は、ペルガモンには「サタンの王座」があると言われます(13節)。つまり、ペルガモンは偶像礼拝の総本山だったのです。高さが12メートルにもなる巨大なゼウス神殿があり、アスクレピオスの神殿では蛇の像が崇拝されていました。特に、皇帝崇拝が盛んで、皇帝にささげられた宮殿がいくつもありました。ペルガモンのように偶像礼拝が盛んな地域で信仰を守ることは、容易ではありません。主はペルガモンの教会を叱責する前に、まず称賛されます。サタンの王座がある所でも、ペルガモンの聖徒たちが信仰を守っていたからです。

 

-霊的側面において、ペルガモンはどんな都市でしたか。多くの人が偶像礼拝をする状況で、それに巻き込まれないためには、どうするべきですか。

 

富と不品行に惑わされた人々 2:14〜17

ペルガモンの教会には、バラムの教えとニコライ派の教えに惑わされた人々がいました。イスラエルが偶像礼拝と不品行に陥るように罠をしかけたバラムは、富に惑わされた者の代表的な例です(民22~24章、ユダ 1:11)。また、ニコライ派の教えに惑わされた聖徒たちは、キリスト者の自由を放縦の機会とし、異教徒のいけにえの儀式と不品行に従いました。このようなペルガモンの教会に、主の厳しいさばきの警告が与えられます。イスラエルを偶像礼拝と不品行に陥れたバラムが剣で殺されたように(民 31:8)、悔い改めない人々は、主の口から出る両刃の剣のさばきを免れることはできません(16節)。王座に着かれる栄光の主は、さばきの主です。

 

-ペルガモンの教会の一部の聖徒が陥った罪は何ですか。富や不品行の誘惑につまずかないよう、あなたはどんな基準を定めて生きていますか。

 

今日の祈り

サタンの誘惑にあふれている世で、ただ主の御名に拠り頼んで歩みます。富や快楽に振り回されず、主よりも優先する偶像がないかどうか、いつも点検することができますように。剣のようなみことばで、私の心と人生を崩そうとする罪と戦い、勝利させてください。

 

*リビングライフは「聖書 新改訳2017」を使用しています。

* リビングライフの文章のコンテンツ著作権は、ツラノ書院にあります。

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